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TOP>昆虫少年広場> ペレンオオヒラタ ≪ さなぎ・蛹 ≫

H25年3月18日 ペレンオオヒラタの脱皮間もない蛹

H25年3月18日 14時20分ごろ撮影 白く見えるのは気門と繋がる気管
これは蛹室を造っていた菌糸が軟化していた為、前蛹期に人工蛹室に入れ換える予定でいたの
ですが、中の様子が見えなく凡その感じで前蛹後期を予測していましたが、今日、掘り返したら
まさに脱皮直後の状態だったのです。もう一日でも遅ければ、崩れた蛹室の中でぐちゃぐちゃに
ゆがんだ哀れな蛹が死んでいる姿を見ていたことでしょう。 間一髪セーフでした・・(−0−”)
写真をよくご覧頂くとお解りになれると思いますが、蛹の大部分が透明なのに対して腹部(お尻)
、胸の中心部、それに頭部の前方辺りが白く濁っていますよね。 そうです。生命を維持する上で
大切な部分は、既に前蛹期に形成されているのです。 頭部には身体をコントロールする脳や
神経があります。 腹部には呼吸をするために気門があります。 腹部と胸の中心部には内臓が
あり脱皮後、体の隅々に体液を送り込まなければなりません。 脱皮したばかりの蛹は丸みをお
び見た目も一回り以上小さく、柔らかくてふにゃふにゃしています。 そして数時間を掛けてどんど
ん膨らみます。頭部も前胸も横に広がって私たちがよく知っているひらたい体に成って行きます。
ぶにょとして頼りなくみえた大アゴも、どんどん膨らんで(写真下)ぱんぱんにはちきれそうです。



H25年3月18日 16時20分ごろ撮影
2時間後にようすをうかがうと大アゴが大きく垂れ下がってしまっています。 (−0−”)え
でもご安心あれ!(^0^)♪♪今はまだお菓子のグミ状態!ぷるーんぷるーんなんです。
指先で「ちょちょい」と!ちょうどいい処に整形して上げれます。こんなふうに。(^ ^))))V
あとは、また垂れないように人工蛹室を少し斜めにして固まるのを待つだけなんですね。
子供の頃、夏休みにお手製ゼリーが固まるのを待ち切れなくて、何度も冷蔵庫を開けては
閉めていたことを思い出しました。はやく固まってくれないかな〜ペレンのさなぎ。(−0−)
では真面目に。懐中電気と虫眼鏡を持って蛹の隅々を観察します。 まだ透けていますか
ら、翅や大アゴ、頭部の中を気管が派しているのが僅かに見て取れます。 昆虫の血液
(体液)には私たちとは違いヘモグロミンはありません。 当然、赤色素が無いため血液は
赤くはありませんし、血液が酸素を運ぶこともありません。 ですから昆虫は気管・毛細気管
が、私たちの血管の代わりに体の隅々の細胞まで酸素を送っています。 昆虫には血管
はありません。 血液は腹部にある心臓の運動により背脈管から送り出され、頭部の辺
りから流れ出し、筋肉の隙間などを染みて全身を巡り栄養を細胞に届けているのです。


関連記事:ネグロスギラファの羽化 テイオウヒラタ カマリネススルーの羽化
過去の記事も度々追記されています。改めてご覧下さい。
昆虫少年広場 TPページ



連結式ボトル交換法
ペレン産オオヒラタ編  H25年3月20日


今回の実験の経過:ペレンオオヒラタ初齢をダイナマイト90ccカップに入れ
約90日後、3齢初期でダイナマイト850ccに移し替えました。
その後約90日、菌糸をおおかた食べ尽くし、充分成長したものを大型ビン
には移し替えず、あえて新たなダイナマイト850ccを連結してやりました。



蛹室と羽化後約90日のペレンオオヒラタ:蛹室よりひっぱりだす前の状態
ちょっと見ると変な風景ですよね。(− −?))うん 
クワガタ飼育者なら国産カブト虫のように、通常クワガタ虫は縦垂直には
蛹室を造らないことは誰でも知っていますよね。 実はこれ真横、水平に
ボトルを寝かして幼虫を飼育していたんですね。(^0^!)なるほど


これがペレンオオヒラタが入っていた蛹室です。
連結後間もなく、新しい菌糸ボトルに移り蛹室を造りました。 羽化後はスペースの
節約の為、体が固まるのを待ちボトルを切り離してキャプをはめボトルを立ててやり
ました。 成虫の状態なら蛹室が縦にあっても何ら問題はありません。
ただ、連結後は、2本目のボトルに蛹室をつくる目的で移動しただけで食べていた
様子はありませんでした。 ちょっぴり残念に思いました。(−−”)ざんねん・・
その時は、ダイナマイトの熟成したボトルは無く、詰め替えて間もないものを承知で
連結したのですが、やはり案の定、幼虫は肥大化を諦めて蛹に成る選択をしました。


850cc H24年11月10日連結、これで90cc→850cc→850cc(連結)11/10
→H25年1月初め頃に羽化確認(成虫)


タバコの箱を手前に撮影しましたので、少し小さく写ってしまいましたが、
約92ミリ、93ミリにはわずかに届かずといったところです。
ペレンオオヒラタとしては、私の過去飼育最大サイズが97ミリですから、
それに比べると、決して大きいとは言えませんが、食べた菌糸の量から
すると悪い結果でもないように思えます。(^0^ )>まあまあかな?
おわり
 関連記事:はじめての菌糸ボトル
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