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TOP>昆虫少年広場>三草山KG血統

■H25年10月29日

三草山 KG血統です。
これはもう20年以上も前に能勢の川口氏からお譲り頂いたものです。
オオクワガタの世界に措いて、私の唯一の師匠である川口氏とは、
20年以上のお付き合いになり、現在も親父として慕っております。
よく皆さんに「KG}の意味を聞かれたりしますが、「川口ゴールド」
の省略なんです。 勿論、私が勝手につけたんですが(^0^)
もともとは三草山SPと三草山KGと2血統を管理していたのですが、
10年ほど前に三草山SPは絶えさせてしまいました。
ほっそりとして、線の細い三草山らしい美しいオオクワガタだっただけ
に、今思い返してもとても残念に思ってしまいます。
三草山のオオクワガタは、私が20年飼育して過去最大が77ミリでし

た。 ♀は最大で50ミリを少し超える程度です。
それに、私が川口氏のもとを出入りし始めた頃に、能勢産の53ミリの
当時としては超巨大なメスをお譲り頂いたことを今でも憶えています。
それは材飼育だったそうです。
また川口氏が採集したオオクワガタの最大は77ミリだと聞いたことが
あります。 80歳になる氏が若い頃のお話だそうですから、何時の時
代かは皆さんにもご理解いだだけますよね。
何れにせよ能勢地方のオオクワガタがいかに巨大であるかは想像が
つきます。

H25年6月15日初齢 ダイナマイトヘル90ccカップへ
同年、7月30日ダイナマイトヘル850ccへ(目測・体重10g前後)3齢
そして本日10月29日の計量25gでした。

本日、計量したもう1頭の兄弟は23gでした。
H25年6月15日初齢 ダイナマイトヘル90ccカップへ
同年、7月30日ダイナマイトヘル850ccへ(目測・体重10g前後)3齢
そして本日10月29日の計量でした。

そして同血統(兄妹にあたる)♀の現在までの最大個体は16gです。
H25年6月15日2齢 ダイナマイトヘル850ccへ 2齢
そして10月11日ダイナマイトヘル850cc2本目に入れ換えの為に
掘り返した序でに計量16gでした。



左が今日、幼虫を掘り出したダイナマイトヘル850cc
右は、25gの幼虫を入れたダイナマイトヘル1400cc
写真のように白い所(食べ残し)がまだ残っているうちに新しいボトルに
入れ換えてあげます。

幼虫を掘り出したダイナマイトヘル850ccを上から見た風景

ボトルからかき出した中身です。
茶色い部分は幼虫が食べた部分で白い菌糸の固まりは食べ残しです。

この幼虫たちの親は、♂が75ミリで♀が47ミリです。
そして、この親の両親が♂53ミリの♀が38ミリです。
この小さなオオクワガタのペアは、幼虫の期間がたったの2・3ヶ月
しかありません。 私の言う「初期化」を起こした個体たちなのです。
私の「初期化」をご説明すると以下のようになります。
もともと遺伝子にプログラムされている生物の多様性の一つだと、私
はずい分昔からそう考えてきました。
皆さんもご存知の通りオオクワガタは、自然界では2年1化・3年1化
が通常の種であります。 それが標準のプログラムでしょう。
しかし近親での交配を避ける意、または急激な環境の変化に対応す
る意では、ほんの僅かな個体でも1年1化で翌年には現れ、活動を始
めることが出来るとすれば、その種が生き残るうえでは、とても有益な
ことだと私は思います。
勿論、その個体自身は非常に幼虫の期間が短い訳ですから、小さくて
当然です。 しかし羽ばたき大きな距離を移動することにより、悪化した
環境を捨て、より適した環境に子孫を残すことも可能でしょう。
豊富な資源と適した気候に恵まれた子供たちは、最大限まで成長する
こも出来るわけです。
よって非常に幼虫の期間が短い場合を「初期化」と呼び、(初期化によ
り誕生した小さなオオクワガタからでも次世代に大きな個体を得ること
が出来る)それが私の言う「初期化」なのです。
今後、この幼虫たちの成長が楽しみなんです。(^0^)
おわり
すみません。 時間が無くえらく雑な説明になってしまいました・・


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H26年2月25日


三草山KG04 3齢幼虫です。

「連結法」で飼育している個体です。
先ほど古いボトルを切り離し、新しいボトルを連結しました。
少し気になったので、窓を開けて食痕の中をのぞいてみました。
見た目での体重は30g前後です。
この幼虫は、H24年8月2日に材割の直後に
2齢幼虫でBJ850ccに入れました。
それから約3ヵ月後の11月9日に( 3齢幼虫に成っていました )
BJ850cc2本目を連結しました。
そして、H26年2月25日(今日)、古くなった1本目を切り離して、
代りに新しいボトル3本目を連結したところです。
「連結法」は、直接幼虫に触れることなくボトル交換が出来るので
、過度なストレスを与えずに済むのが最大のメリットなのです。
しかし、余分に場所をとり飼育スペースの問題が発生します。
去年から、悪魔のような菌糸ボトル「ダイナマイトヘル」の実験に
400頭あまりの幼虫を試験飼育していますので、「連結法」での
飼育は、10頭程度と随分控え目になってしまいました。
おわり


■H26年2月18日

三草山KG04血統、羽化第一号・71ミリの♂です。

この♂は、H25年の8月2日に2齢幼虫でボトルジェイ850ccに入れ飼育、
そして、12月7日にボトルジェイ850cc2本目を連結しました。
自ら新しいボトルに移ったのですが、じきに蛹室を作り出してしまいました。
年が明けて2月9日に羽化しているのを確認しました。
幼虫の期間が短いので60台かと思っていましたが、ノギスを当ててみると
71ミリありました。
まだ腹部は完全に上翅に収まっていないのですが、形が見たくつい無理
をしてしまいました。 (^0^)>本当はだめなんですよ〜
三草山らしいほっそりとしたストライプが美しく、妙にそそられてしまいます。
この♂の親は、皆さんがご存知の初期化を起こした75ミリ美形個体です。
兄弟幼虫は、ダイナマイトヘルで飼育中がボトル交換時、30gもありました。
ダイナマイトヘルで飼育中の幼虫は、親の75ミリを超えて後半近くまで行き
そうな勢いのある幼虫が多数います。 皆さん楽しみにしていてくださいね。
おわり

■H26年4月19日

こちらは、三草山KG04の昨日、割り出した♀新成虫です。
大きさは51ミリです。 厚みのある「まるちゃん」♀です。
私の掌にのせて写真を撮ると、リアル感にかけてしま
うのが、ちょっぴり悔しいです。 (^0^);
H25年6月15日2齢幼虫で、ダイナ850ccに入れて
10月11日に3齢幼虫15gで、ダイナ850cc2本目に
入れ換えました。
そして昨日のH26年4月18日に割り出しました。
羽化後、かなり日数が経っているようすなので、
餌にゼリーを確認のため入れてあげました。


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