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TOP>昆虫少年広場> 我が国最古のカラー写真甲虫図鑑!?
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わが国最古?のカラー写真 甲虫図鑑
この貴重な一枚は、お客様がご提供してくださいました。
もう既に教員を定年なされている、いわゆる団塊の世代のかたです。
若い頃は、大学で生物の研究をされていたそうです。 ウニを卵から育てる実験のお話など楽しく
聞かせて頂きました。 私は殆どが独学です。 これを期に専門的なことを色々とお教え頂きたいと
思っています。 さてこの貴重なページは一冊の甲虫図鑑にあります。大正時代のものなのです。
先生のお話によると、先生のお父様が購入されていたそうです。 この時代にカラー写真図鑑も超
驚きですが、80年前の標本が紹介されていることに私は興奮してしまいました。(^0^”))え・・!!!!!
1931年東京井の頭産の:オホクハガタ=オオクワガタ:日本語の書き方が違うだけです。
私も若い頃=20数年前、井の頭公園付近でヒラタクワガタ・コクワガタ、そしてクロカナブンがいた
ことは以外でした。 それにしてもこの時代にまでタイムスリップすると、オオクワガタが棲んでいた
なんて思いもしませんでした。 これだけでも驚きなんですが、左端のぶっといヒラタクワガタは、な
んと沖縄県石垣島1932年の個体です。 最初は本土ヒラタかと思いましたが、標本の記録を見て
驚きました。 サキシマヒラタにはとても見えません。 サキシマヒラタは内歯の位置が基部より凡そ
2分の一ですから、明らかにこの標本は内歯の位置が低すぎるのです。 この時代には、この標本
の様なヒラタクワガタが石垣島に棲んでいたのでしょうね。 参考までに述べておきますが、この甲
虫図鑑は全ページ拝見致しました。 時代背景を想うと、作者の熱意と執念が私には恐ろしいほど
伝わりました。 初歩的な記載間違いなどする訳がないと。私はそのように確信しているのです。
おわり
記事:H25年3月29日 貴重な資料をありがとう御座いました。
昆虫少年広場 TPページ
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